今年に入ってから僕の姉の子供は保育園に通うことになった。
地元の保育園。僕も小さい頃通っていたところ。
姉は働きだすようになってから、
サラの迎えを家族の誰かがするようになったんだけど、
最近はほとんど僕が迎えに行っている。
そして今日も迎えに行ってきた。
家から車で10分ぐらい走り保育園に到着。
駐車場に車を止め、保育園に入って行くと姉の子供(サラ)は元気に園庭で遊んでいた。
僕「サラ!迎えにきたよ。さ、ウチ帰るで!」
すると砂山のてっぺんで遊んでいたサラはこっちを向き、
サ「うぉ〜〜!よっくん!!!」
とこちらに走ってくる。
僕「た、たのむよサラ、そのよっくんて言うのはウチだけにしてくれ」
サ「なんで?そんなことゆうたってよっくんはよっくんやし、あ、先生や!」
先「あ、サラちゃん、今日もよっくんが迎えにきてくれてんなぁ、いいなぁ」
すかさず園長先生が廊下から声をかけてきた。
僕「すいません、いつもお世話になってます。」
先「いえいえ、お仕事中にご苦労様です。そんな恥ずかしがらなくても。もうすっかりよっくんでウチらも通ってるんで」
僕「あ、、、はぁ、、、す、すいません。」
なんとも恥ずかしい話だ。
僕「じゃ、帰ろうか、サラ。」
サ「あれ?ひだりのおばあちゃんは?」
僕「あ、、、あぁ、、、ひだりのおばあちゃんはウチで待ってるよ」
サ「そうかぁ、ひだりのおばあちゃんが迎えにきてくれたらいいなぁ」
僕「はいはい、わかったから、さ、はよ帰るで」
ちなみに、「ひだりのおばあちゃん」って言うのは僕の母親。つまりはサラのおばあちゃんなんだけど、なぜか「ひだりのおばあちゃん」とサラは呼んでいる。意味はわからないけど、、、なんでだろう。その「ひだり」の意味はいまだ謎である。
サ「あのなぁ、よっくんも保育園行っててんやろう?」
僕「そうやで、よっくんが(自分で言うか、、、)小さいとき、サラと同じ保育園に行ってたよ」
サ「誰が迎えにきてくれてたん?ひだりのおばあちゃん?」
僕「ちがう。よっくんの(まだ言うか)おじいちゃんだよ」
サ「ふーん」
僕「よっくんが小さいとき、よっくんのおじいちゃんが単車で迎えにきてくれて、後ろに乗せて家まで乗せてくれてんで!すげーやろ!」
サ「そのはなし、おかあさんから聞いたわ〜。じゃぁ今度は単車で迎えにきてな。な。」
僕「え、、、単車はオウチにはないから単車は無理かもな〜。寒いし、車の方がいいよ。」
サ「そうやな。ひだりのおばあちゃんもきっと、そう思ってるわ!」
僕「そ、そうそう。よくわからんがそういうことにしとこ。」
僕が小さい頃、
僕のおじいちゃんは、僕の保育園の送り迎えを本当に楽しみにしていたと、
僕の祖母はよく話す。サラを迎えに行きだしてからほんとによく話す。
僕もそれをよく記憶していて、おじいちゃんの単車の荷台に乗せられて走って行ったのをよく覚えている。またその単車の荷台が僕は本当に大好きで、いつも保育園でおじいちゃんが迎えにくるのを待ちわびていた。
僕は今、姉の子供を保育園に迎えに行くのがとても楽しみ。
どんな顔をして遊んでいるのか、迎えに行ったときどんな顔をするのか、それが楽しみなんだ。
時代は変わって、今、僕がおじいちゃんの役目を果たしている。
サ「今度なぁ、ひだりのおばあちゃんと一緒にきてな」
僕「わかったよ。でもよっくんは仕事の帰りだからなかなかひだりのおばあちゃんとは一緒に迎えにはこれないよ」
サ「ふーん。でもひだりのおばあちゃんとよっくんがいいんだけど。。。」
僕「はいはい。わかったわかった。じゃ、また今度な」
そんな会話の毎日。子供との会話って不思議。。。
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