入院してから6日目。
ようやく熱も下がってきて、お腹の痛みも治まってきた。
入院してすぐの、あの辛い状況とは全く別で、
今はなんてことない平凡な時間。
そんな平凡な時間を打ち消すかのごとく、
一人の看護士の声が聞こえてきた、、、。
ウ「うおー!アオイさん、おっはよーございます。お機嫌いかがですか?」
僕「あ、あぁ、おはよう。もう大丈夫だよ。」
ウ「そう!そりゃよかった!私もお盆は宮崎に帰っていたんですよ!やー宮崎最高!故郷最高です!」
僕「あー、そう、そりゃよかったねぇ。それはそうとウネさんって、ちょっとアニメ声だよねぇ。」
ウ「はっ!失礼ですねアオイさん!気にしてるのに!そんなこと言う人には下剤。はい、2リットル。」

僕「、、、、、これ本当に全部飲まないといけないの、、、、、(汗)」
ウ「アニメ声だと言う人には全部飲んでもらいます。」
僕「や、嘘だよ(汗)軽い冗談だよ、、、、。」
ウ「んもう。ちゃんと飲んでください!!(怒)」
僕「は、はい、、、、。」
まぁ、そんなこんなやりとりもしながら、下剤が僕の前に到着。
あらためてこの下剤をまじまじと観察する。
「ほんまにこの2リットルという量を飲む人がいるんだろうか、、、。」
実はこのニフレックという下剤。僕は今まで何度も飲んだ事がある。
担当の先生によっては、ニフレックが飲みにくいので
下剤を患者によって変えてくれたりする。
で、大体僕はこのニフレックを処方されるのだが、
2リットルという量があまりにも多いので適当に捨てちゃったりして、
「うげーまずいけど、全部飲んじゃったよ」
と嘘をついていたりするかなりの不良患者なのである。
実は、今回もその方法で2リットル完飲(したようにみせよう)と思っていたので、
看護士さんには驚いた様子を見せたけど、ちょっとズルをしようとしていたのだ。
まぁそれでも下痢になって出てくる便の状態で検査に行けるか決まるので
最初は真面目に飲むことになる。
画像に映っている容器からコップに移す。
そして、、、、
「ゴク、、、、、ゴク、、、、、、、ゴ、、、ガボッ、、ク」
(号泣)
やっぱ、、、まずい。
こんなの嫌だ。
もう最初の一口でもう嫌。
味はなんというか、食塩水。海藻を浸した残り水みたいな、、、、
なんとも気持ち悪い味がする。
「やばい、、、、もうギブアップ寸前かも(早い)」
とかいいつつ、我慢我慢、しっかり検査をしてもらわないと。
と気を取り直して、もう一度容器からコップに移す。
これで2杯目だけど容器の量が全然減ってないような、、、。
2リットルという量はやっぱり半端じゃなくて、
飲んでも飲んでも減っていってる感じがしないんだ。
ちょっと脂汗もでてきた、、、、あぁ、気持ち悪い。
そんな繰り返し。テレビを見て気を紛らわしても無理だった。
「はぁはぁ、、、あぁ不味いなぁ」
といても眼前には、なみなみ漂う下剤の容器がそびえ立つ。
「くっ、どうぜ飲まなあかんのなら、ちゃっちゃとやるか、、、、」
と思い、
何を思ったのか、コップをどけて下剤の容器を直飲みした!!!
「ゴキュゴキュゴキュゴキュゴキュゴキュゴキュゴキュ」
「ゴキュゴキュゴキュゴキュゴキュゴ、、、、キュゴキュゴキュ」
「ゴキュゴキュゴキュゴキ、、、、、ゴ、ゴゴゴ、、、キュゴキュゴキュ。
「 死 (チーン)」
バカだ。バカだ。なんでこんなことやったんだろ。
ベッドに横たわって、吐いてる自分。気持ち悪い。
容器を見てみたら、あれだけ飲んだと思ったのに、
まだ1,2リットルもあるし、、、、、。
もう限界。無理です。もうこれ以上やったら便秘になる。
それぐらい精神的にまいっちゃいました。
しばらくしてウネ登場。
僕「あー、ウネさん、下剤飲んだけどさ、も、もう飲めないかも」
ウ「あーあー、アオイさんずっと今まで絶食だったから500CCくらいでいいんですよ。あれ?言ってなかったでしたっけ?」
僕「おい、、、、、てんめぇ、そんな話今日初めて聞いたぞ、、、」
ウ「やだ、もうアオイさんベテランだからそんなこと百も承知の助かと」
僕「はぁはぁはぁ、、、、、、、、もう、、、、、、いいよ、、。」
それから、あまり記憶がないのですが、
何回かトイレに行き、すごい下剤が効いて排泄されました。
何回行ったのか、全く憶えてませんが
検査に行けるようになったのはなんとなく憶えてます。
消化器官の検査をするには、
前日の絶食や、下剤を飲んだりとなかなか下準備が大変です。
もちろんその下準備ができてないとしっかり検査もできないんですが、、、。
検査予定時刻が1時。
で実際検査に呼ばれたのが3時でした。
本当に苦しかった小腸内視鏡は、これから始ります。
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